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2021.11.20 福島市立ふくしま中央認定こども園 子育て支援事業

🟢 はじめての砂遊び

Aちゃんは1歳のお誕生日を迎えたばかり。

ママに抱っこされて砂場へ入りました。

不安でいっぱいです。

最初は、ママが砂をすくって見せてくれました。

Aちゃん、

「ここにいるのはイヤ!」

と言うようにべそをかきました。

ママが、手のひらにのせた砂を握ったり開いたりして見せました。

「ほら、みて~♪ いないいないばあっ♪」

Aちゃんの視線が、ママの手に注がれました。

しばらくしてから、ママに腰を下ろしてもらいました。

(ブルーシートに)

しゃがんでいた高さが低くなりました。

Aちゃんと砂が近くなりました。

目の前には小さなフカフカの砂山。

目を引き、触ってみたくなるようなシャベルたち。

赤ちゃんにとって、シャベルはまだ道具としての役目は果たしません。

でも、触れる・つかむ・引き抜くことは出来ます。

大人とのやりとりの中で、刺してみるという模倣も起こってきます。

0・1歳児の初めての砂環境は、

とにかく不安を取り除くことです。

そして大事なのは、決して急がないこと!

景色や物に慣れ、

気持ちが一つ一つに安心感を持っていくのを読み取ること!

「じゃあ、これは?」

と、次々にアプローチを繰り出すことは逆効果です。

待つこと、気持ちに添っていくことが最大の近道になります♡

🟢 そして、ついに~♪♪♪

座れました~☆☆☆

触っています☆

握っています☆

もう、抱っこしてないんです!!

向かい側で見守っているママも、

とっても嬉しそうです♡

🟢 砂との『おつきあい』

砂場には入れても、まだちょっとドキドキ…

っていうこともあります。

そんなときも、やっぱり

『待つこと』『添うこと』を大切にしたいと思います。

「せっかくのチャンスなのに…」

という思いはつのりますが、

「ほら、やってごらん! 面白いよ!」

と、せかしたり強引にやらせようとするのは

かえって気持ちを遠ざけてしまいます。

子どもは、ママの焦りやもどかしさを敏感に察知します。

子どもの表情・言葉・動きに合わせていくと、

ママだからこそ気づくことの出来る宝物に

たくさん出会えると思います。

「あら☆ こんなこと前はしなかったなぁ」

~と。

 

ドングリの発見が、1歳児B君の気持ちを解きほぐしてくれたようです。

砂の塔に、アクションを起こしました♪

遊びへの入り口は、いろんなところに開かれています。

🟢 トライ♪ トライ♪ トライ♪

2歳児のC君。

お母さんによると、

ご家族で近所の公園の砂場でよく遊んでいるそうです。

いろんな道具や自然物に、黙々と取り組み始めました。

『掘る♪』

『入れる♪』

『トントン固める♪』

スコップの面を使い分けています。

次は、『型抜き』

しっかりギューッと詰めているので、

ひっくり返してもこぼれ落ちません!

C君とママの素敵な物語が生まれました~♡♡♡

イラスト:Miho OTANI
イラスト:Miho OTANI

「砂」 によって、ふくしまの復興促進と、

日本全国の子育ち・子育て環境を豊かにしていく Story を、

一緒に紡ぎ、語りませんか。

 

なぜ、「砂」なの?

「砂」で、そんなことができるの?

 

是非、この Story を、お読み下さい。

 

すぐに 「砂」 の魅力に引き込まれ、

「砂」に触れたくなるでしょう。

 

そして、ほら!

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