2016年11月6日(日)、東京都杉並区 「桃井原っぱ公園」 で開催された 「すぎなみフェスタ」 にて、福島SAND-STORYがデザインする 「つくって遊ぼうサンドアート」 が大好評を得ました。
この事業は、今後、杉並区が設置を予定している 「ビーチバレー・コート」 のオリンピックレガシーに向けた活用の1つとして、杉並区スポーツ振興課の皆さんと一緒に福島SAND-STORYの砂場プログラムを提案したものです。
朝からひっきりなしに大勢の子どもたちや親子が会場を訪れ、ホワイトサンドやサラサラの心地よい砂の感触を味わいながら砂遊びを楽しみました。
会場を訪れた皆さんが、砂場は幼い子どもだけでなく小中学生や大人までをも惹きつけることを目の当たりにして、改めて砂遊びの魅力を感じてくれました。
これまで福島から活動を発信してきましたが、このような形でその発信を受け止め、福島の経験を活かしてくださった杉並区の皆さんに御礼を述べたいと思います。福島は被支援の対象としてだけでなく、新たなコミュニティ創造の推進的役割をも果たすことができることを、この活動を通してお伝えすることができました。
いつものようにホワイトサンドを協賛いただきました株式会社HARIO様、今回、砂のご提供をくださった株式会社ルナサンド様にも御礼申し上げます。
NPOメンバーより次のような砂場活用の報告がありました。
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今日はいつもの乙和公園プレイパークでした。
子どもたちが、
「あの砂場って完成したの?」と聞くので、
「完成したよ」と言うと、
「遊んでもいいの?」と言うので、
「いいよ」と言うと、砂場にダッシュで6名の男の子たちが向かっていき、バケツやシャベルで楽しそうに遊び始めました。
3〜4年生ぐらいの子たちです。
正直、僕の感覚だと砂遊びには飽きているような世代です。少なくとも僕自身はそうだったと思います。
でも、本当に一所懸命に遊ぶんです。
自分たちだけで、思うがままに、砂遊びをしてこなかったのかな、っと思います。
それで、きっと以前に河内先生がお声がけをされた子達なのかと思います。
遊び終わった後は、僕が何にも言わなくても、ちゃんとカバーを戻していましたよ!
自分たちの遊び場なんだと、ちゃんと感じているのだと思います。
この砂場が自分たちの遊び場であって、公園もそうであり、そしていつかこの町が自分たちの故郷なんだと感じる。その一歩目になれば良いなあと思います。
10月8日-9日の二日間、飯坂町の 「乙和公園(おとわこうえん)」 にて、「いいざかプラージュ2016」 を開催しました。
また、プラージュに先立って7日(金曜日)、地域の幼稚園と婦人部の皆さんの参加の下、乙和公園に常設することとなった砂場設置記念セレモニーを行いました。
乙和公園は、普段から老若男女が集い、利用している公園ですが、これまで砂場が無かったことからその設置が望まれていました。
今回、プラージュの開催にあわせて、福島市が砂場の設置工事を行い、福島SAND-STORYが砂場の枠とカバーを寄贈し、砂場の砂は先週開催されたじょーもぴあイベントの砂を入れるという、官民協働のスタイルによって、市民待望の砂場が設置されました。
セレモニーでは、婦人部コーラス隊の会長さんより、「みんなでこの砂場を可愛がっていきましょう!」 というご挨拶をいただきました。
今後、行政やNPOや何らかの組織が、決められた役割や任務、規則として砂場の管理を行っていくというのではなく、活用する市民が愛着を持って自分たちの砂場を大切にするという素敵な運用が展開されることを、みんなで願いました。
福島市の 「じょーもぴあ」 で開催された福島市主催、NPO法人福島SAND-STORYのプロデュース協力事業、「サンドアートフェスティバル2016」 が、二日間とも好天に恵まれ、大盛況の内に終了しました。大きな砂場、ホワイトサンド砂場、佐田克裕さん・裕之さんご兄弟の砂像モニュメントが、来場された皆さんを大いに楽しませてくれました。
8月18日から31日まで、ニュージーランドの首都ウェリントンのプレイセンターや幼稚園を訪ね、行く先々でユニークな砂場、砂遊びを見てきました。
興味深い砂遊びとしては、砂山火山を作って、火口部分に何やら薬剤を置き、そこにお酢をかけると、何とぶくぶくと溶岩(泡)が流れ出すのです。
また実際に、「かまど」のようにたき火をして火の取り扱いや危険性を教えていました。砂場に設置されている壁には、火山から溶岩が流れ出す断面図も掲げてありました。
泥遊びのコーナーもありましたが、さらにそこには、子どもが少々泥や砂をなめたところで問題は無いということを、さらりと詩的に伝える表示がありました。
さらに部屋にも、汚れる遊びの大切さを知らせる掲示がありました。このように遊びの大切さを可視化して伝えることはとても大切ですね。